痩せるためにスタンディングデスクにするのは効果がある？

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スタンディングデスクは痩せるはウソ・ホント？

結論から言うと、スタンディングデスクで痩せることは証明されていません。

座っている状態と比べると立っている方が疲れるので、

カロリーを消費しているように感じます。

確かに立っている方が消費カロリーは多くなるのは事実ですが、

体重が減るほどのカロリー消費かというとそういうわけではありません。

それでは、スタンディングデスクによる消費カロリーを見ていきましょう。

　

立つことで増える消費カロリーは「約９kcal」

アメリカの研究チームによると、計1,184名を対象とした46本の研究結果を分析したところ、

立っているときは座っているときに比べて、増加する消費カロリーは

• 女性・・・約0.1kcal/分
• 男性・・・約0.19kcal/分
• 平均・・・約0.15kcal/分

になることがわかっています。

1時間で換算すると

• 女性・・・約6kcal/時
• 男性・・・約11kcal/時
• 平均・・・約9kcal/時

さらに、立っている時間を一日6時間に増やした場合の消費カロリーは、

• 女性・・・約36kcal/日
• 男性・・・約68kcal/日
• 平均・・・約52kcal/日

になります。

　

年間で減らせる体脂肪は「約2.5kg」

それでは、毎日仕事で立っていた場合に、どのくらい体脂肪を減らすことができるのでしょうか。

毎日6時間、年間労働日数を260日とした場合では、

• 女性・・・約1.3kg/年
• 男性・・・約2.5kg/年
• 平均・・・約1.9kg/年

この程度の体脂肪を燃焼する効果があります。

　

食べ物のカロリーと比較してみよう

一日立っているだけ消費できるカロリー「約9kcal」。

これと食べ物のカロリーと比較してみましょう。

メニュー	カロリー(kcal)	メニュー	カロリー(kcal)
ご飯普通盛り（150g）	252	チャーハン	754
食パン1枚（6枚切り）	156	ラーメン	443
牛丼	909	青椒肉絲定食	722
天ぷらそば	459	ショートケーキ	344
あじの塩焼き定食	480	チーズケーキ	281
スパゲッティ ミートソース	597	ミルクティー	68
ハンバーガー	300	コーヒー	7
ハンバーグ	437	ビール（中ジョッキ）	230
ビーフカレー	954	どらやき	256
サーロインステーキ	805	みたらし団子	118

食べ物と比較すると、いかに立っているだけの消費カロリーが少ないかがわかりますね。

立つことだけで体重が減ることを期待するのは非現実的です。

研究チームも「エネルギーの消費量がほんのわずか増えただけで本当に体重が減るかどうかは、

まだ実証されていません」と警告しています。

毎日の食事で立つことで消費されたカロリーは相殺されてしまいます。

立つことだけでダイエット効果を期待するのは難しいでしょう。

　

なぜ、スタンディングデスクは運動不足解消といわれるのか

消費カロリーが少ないにも関わらず、痩せるとか運動不足解消と言われているのでしょうか。

単純に座っているよりは消費カロリーが多いだけで言っていることもあると思います。

しかし、重要なのは立っていることでの消費カロリーではありません。

立っていることで動くことへの抵抗が少なくなり、行動力が増えます。

立っている時間や行動が増えることで、筋肉量が増えて基礎代謝が上がます。

基礎代謝が上がるということは、消費カロリーが増えて痩せやすい体になっていきます。

つまり、立っていることが運動に対するハードルを下げたり、

痩せるための体の基礎を作るサポートをしてくれるということです。

　

まとめ

スタンディングデスクで立って仕事をすることで、痩せるということは証明されていません。

立つことが直接痩せることに繋がっているわけではありません。

立つことが習慣になることで、行動量や筋肉量が増えることで基礎代謝が上がり、

運動不足解消や痩せやすくなる体を作る基礎に役立ってくれます。

立つことは序章に過ぎず、そのあとしっかり運動したり、立ちながらステッパーで運動したりすることで

運動不足解消や痩せることに繋がります。

スタンディングデスクにするのと同時に、運動することも同時に習慣にしていきましょう。

最後に

いかがだったでしょうか？

新しいことを始めるときは、モチベーションが上がっている時なので、

今までやりたかったことを一気に習慣にしてしまいましょう。

　

皆様の明日が少しでもピカッ✨と良い日になります様に！